面会に関するQ&A
逮捕・拘留中の留置所での生活は。何時に起きて、何時に寝るの?部屋や食事の様子は?
Q. 留置所での生活について、1日の流れを教えてください。
1日のスケジュールは、朝6時半に起床し、夜9時に就寝するのが一般的なようです。
最近では、留置場内の生活環境が良くなり、内部は空調が効いており、冬場でも暖かく過ごしやすいところが多いようです。
起床してからは、掃除、洗顔などを行い、朝食となります。
その後は、留置施設内(警察署など)の運動場で運動をすることができます。
現在では、喫煙不可の運用に変更されました。
その後、12時に昼食をとり、午後6時に夕食となります。
取調べがなければ他の時間も自由時間となります。
そして、午後9時に就寝となり照明が少し落とされます。
しかし、そもそも留置されている間の睡眠時間は10時間もあることや、逮捕・勾留されていることの不安から眠ることができないという人も多くいるようです。
Q. 留置所で実際に生活する「部屋」はどのような感じですか?
留置施設内の生活空間は、やや綺麗な雰囲気の牢屋を想像してください。
ドアや窓には鉄格子が設置されており,脱走の防止措置がとられています。
当然ですが、自由に出入りすることはできません。
部屋の並び方は、以前は扇型に設置されていたのですが、留置されている方の人権を保護する観点から、現在が並列型に改められています。
居室内には、畳かじゅうたんが敷かれており、「床の上で寝起きする」という日本の生活習慣が採用されています。
居室のトイレは、周囲を壁で囲っただけのボックス型となっています。
被疑者を拘束するための留置場という施設の性質上、人権の保護にも限界があるのです。
トイレを済ませた後には、臭いなどがやや気になるかもしれません。
Q. 留置所での「食事」はどのようなものですか?献立はありますか?
留置場では、1日3食の食事をとることができます。
食費はかからず、味と栄養に配慮された一般的な食事が提供されます。
メニューの一例は、朝食として「御飯、納豆、厚焼玉子、がんもどき、つくだ煮、味噌汁、おしんこ」の計668kcal、昼食として「御飯、コロッケ、カレー、野菜炒め、サラダ、おしんこ」の計810kcal、夕食として「御飯、焼魚(鮭)、オムレツ、シューマイ、野菜味噌炒め、うぐいす豆、おしんこ」の計911kcalという感じです。
食事は支給されるものではありませんので、弁当を購入することもできます。
購入できる弁当の種類は限定されており、費用は自己負担となります。
Q. 留置所では「お菓子」を食べることができますか?
お菓子を購入して食べることもできます。
その場合の費用も当然自己負担となります。
お菓子が必要な方は、ご家族等に現金を差し入れてもらいましょう。
Q. 外部との面会について、簡単に教えてください。
接見禁止が付いていない場合に限り、家族等との面会が可能となっており、警察官立会いの下で平日の日中に1日1回15分程度行うことができます。
ただし、接見禁止中の場合は、一般の面会は行うことができません。
しかし、弁護士との面会に限り制限なく行うことができます。
接見禁止が付いている場合でも、土日や夜間、回数、時間に制限はなく、警察官の立会いもなく弁護士と二人で面会することができます。
Q. 留置所での生活費は、後から請求されますか?
請求されることはありません。
留置されている際の生活費(食費を含む)は税金でまかなわれているため、後から請求されることはないのです。